叔母様から受け継いだ大切な桐たんす。伝統を現代に馴染ませる「ブラウンオイル再生」(栃木県のお客様)

栃木県にお住いのお客様からご依頼頂いた桐たんすのリフォームが出来上がりました。
仕上げはオイル仕上げを施し、金物は汚れを落として再使用しました。


相談の背景
「叔母から譲り受けた思い出の桐たんす。長く使われてきた味わいは素敵だけれど、汚れを綺麗にして、今の和洋どちらのお部屋にも合うように生まれ変わらせたい……」
そんなご相談をいただき、お預かりいたしました。桐本来の確かな造りをしっかりと修復・再生しつつ、現代の暮らしに馴染み、お手入れも楽になる現代的なオイル仕上げでお仕立て直しを行いました。
施工のポイント
1. 汚れを落とし、シックに生まれ変わる「ブラウンオイル仕上げ」
長年のアクや汚れをきれいに洗い落とした後、シックで落ち着きのある「ブラウンカラーのオイル」で仕上げました。
桐特有の美しい木目を際立たせながら、洋室のインテリアやフローリングにも自然と溶け込むモダンな雰囲気に。さらに、オイル仕上げは水分や手垢などの汚れが付きにくいため、普段から気兼ねなくお使いいただけます。
2. 時を重ねた味わいを残す「金具の再利用」
お品物に付いていた金具は一度すべて取り外し、丁寧に汚れやサビを落として綺麗に磨き上げました。
新品に付け替えるのではなく、あえて長年使われてきた歴史ある金具を再利用することで、叔母様が大切にされていた頃の面影や温もりをしっかり残しています。深みのあるブラウンの木地と磨き直した金具が調和し、凛とした重厚感が生まれました。
施工概要
| 項目 | 内容 |
| ご依頼内容 | 譲り受けた桐たんすの洗い・再生・仕立て直し |
| 仕上げ | 防汚ブラウンオイル仕上げ |
| 金具 | 既存金具の洗浄・磨き直し(再利用) |
職人(伝工舎 代表)より
桐たんすは、職人の手で適切に修復(再生)することで何世代にもわたって受け継ぐことができる、日本が誇る素晴らしい家具です。
今回は「叔母様から譲り受けた」という大切なストーリーを持つ一品でした。使い勝手や防汚性を高めて現代の生活に合わせつつも、磨き直した金具に思い出を宿して残すことができ、職人としてとても嬉しく思います。
受け継がれた桐たんすが、これから先もお施主様の暮らしの中で末永く愛されることを願っております。
↓リフォーム作業前の桐たんす



