桐タンスに付いたカビの削り直し(リフォーム)
桐たんすにカビが付いてしまってカビ取り(修理 再生)のご依頼が時々あります。
カビ取り修理のご依頼いただいたお客様から「乾燥しきっていない桐を使ってカビが付いたのかな?」
と質問されたことがありますが、そのようなことではなく、原因は湿気です。
カビは湿度が多い部屋に置いてある桐たんすの表面にほこりが付いて
そのほこりに湿気が付きカビが発生します。
油単(桐たんすのカバー)を長い間、かけたままにするとカビが付くことがありますから
油単をこまめに開けて換気するとカビが付きにくくなります。
また、湿度が多い日に衣類をタンスに収納するとたんすの内側がカビ
てしまうことがありますので十分にに乾燥してから収納しましょう。
時々タンスを乾拭きしてほこりを取り除くと桐たんすにカビが付きにくくなります。
カビの除去には高温の蒸気洗浄機できれいに洗ってから、
約2週間かけてタンスを乾燥させてから、
再生後にカビが出ないようにカビの根の部分まで削り取り除きます。
削る厚みは多くてもハガキの厚みぐらいです。
カビを取り除いてから砥の粉仕上げを施せばきれいに新品のようになります。
桐たんすに付いたシミも同じ作業をして取り除きます。
何処にシミが付いていたのか分からなくなります。
お部屋にカビが付いたタンスがあるのでは気持ちもよくないですよね。
もしそのようなたんすがありましたら削り直し(リフォーム)をすることをお勧めします。